平成30年10月25日(木)横手セントラルホテルにて~障害者の「働く」「生活する」を支える~と題しセミナーを開催しました。
基調講演は神奈川県川崎市・就労移行支援事業所 働くしあわせ JINEN-DO 理事 北村尚弘様より「障がい者雇用における三者ハッピーの育み方」と題し、仕事を長く続けるための方程式をご紹介いただきました。
本人はセルフケアの努力+現場(雇用先)はサポートや環境の工夫+外部は必要に合わせて支援をそれぞれが担当し、障害や環境に合わせて必要な支援を行うことが適切である。
また、川崎市独自のセルフケア人材を育成する「K-STEP」、雇用現場の受容力を育む「キラパタ(多様な人たちが輝くためのパターン・ランゲージ)」を企業に活用いただき、三者ハッピーを広げている取り組みをご紹介いただきました。
愛媛県松山市障がい者南部地域相談支援センター
相談支援専門員 藤本 篤 様
就労されている方の生活を支える事例をご紹介いただきました。制度にはない独自の支援や高等技術専門校からの就労への送り出しの事例をご紹介いただきました。
横手支援学校 進路指導主事
小玉 智彦 様
支援学校での将来を見据えた職場実習の取り組み、就職後の支援については関係機関と必要に応じ一緒に支援を行うことの重要性についてお話いただきました。
秋田県第1号店をオープンしたローソン オーナー
太田 一雄 様
障害者雇用を積極的に行っている理由について、働く喜び、生きがいは障害があるなし、高齢者だろうがみなさん共通するものです。みんなこの世に生をうけ、働くことを知らずに朽ち果てるのはもったいない。泣いたり、笑ったり、怒ったりして人は生きていきます。何かしらのハンデがある方、引きこもりの方などの一歩をハローワークの職員、関係機関の皆さんでサポートしていただきたい。
一人ひとりが活躍できる場を提供していることについて熱く語られ、会場の皆さんにも障害者雇用に対する思いを届けていただきました。
秋田障害者職業センター 上席カウンセラー
横谷 祐輔 様
ジョブコーチの取り組みについてご紹介いただきました。発達障害者の支援が増えている事をお伝えいただきました。と同時に企業側へ障害の理解を深められるよう説明会なども開催し、受け入れ側も安心できるような支援を提供している。
支援機関が一人ひとりに寄り添い、働き続けるために制度にない支援にも応え、チームで支援を行うことの重要性を再確認することができたセミナーになりました。